文化財イベント日記: 2023

2023年5月2日火曜日

本サイトで運営していた「文化財イベント日記」は、滋賀県文化財保護協会のホームページのリニューアルに伴い、移転・統合しました。

コチラからご覧になることができます。

引き続き、ご愛顧いただきますようお願い申し上げます。

　2月25日(土）午後、彦根市小山公民館において、妙福寺遺跡の調査成果を報告する地元説明会を開催しました。

妙福寺遺跡では、令和3年9月から12月にかけて発掘調査を実施しました。

　その結果、調査対象地を横切る弥生時代後期頃（約1,800年前）の複数の川跡が見つかりました。また、川跡の中からは、多数の弥生土器等が出土しました。状況からみて，調査地の周辺に弥生時代の人々が暮らしていたムラがあったことが想定されました。

　当日は晴れ間がのぞく空模様でしたが、時折寒風吹きすさぶなかにもかかわらず、13名の皆様にご参加いただきました。本当に感謝しかありません。

　ご参加いただいた皆様を対象に、現地を担当した調査員がスライドを使いながら，調査成果をについて詳しく説明をさせていただきました。

　また、出土した主な遺物を会場で展示し、実物を前にして調査員が遺物の特徴等を説明いたしました。参加者の皆様からはさまざまな質問をいただき、調査員の説明にも熱が入りました。

　当日配布した資料は、コチラからダウンロードできます。

　1月29日(日)の午後、大津市里西遺跡の発掘調査現場で、現地説明会を開催しました。

里西遺跡では、令和2年度から発掘調査調査を実施しています。

　今年度の調査では、調査対象地の北端にあたる調査区で弥生時代後期～終末期頃（1,800～1,900年前）の竪穴建物2棟を検出し、同時期の集落の存在を確認することができたとともに、検出した竪穴建物のうち1棟は平面形が五角形をした大型のものであったと

いう成果をお知らせいたしました。

　当日は晴れ間ののぞく空模様でしたが、時折寒風吹きすさぶなかにもかかわらず、約80名の皆様にご参加いただきました。本当に感謝しかありません。

　ご参加いただいた皆様には、調査区まで足を運んでいただき、五角形竪穴建物を間近でご覧いただくとともに、調査員が遺構の状況等について詳しく説明をさせていただきました。

　また、出土した主な遺物を現地で展示し、実物を前にして調査員が遺物の特徴等を説明いたしました。参加者の皆様からはさまざまな質問をいただき、調査員の説明にも熱が入りました。

　当日配布した資料は、コチラからダウンロードできます。

　今日は、今年度３回目の文化財保存活用地域計画の学習会を近江八幡市内で開催しました。アドバイザーとして京都橘大学の村上裕道先生をお招きして、県内市町の文化財担当者の方々と市内に所在するヴォリズ建築の保存と活用について現地の見学と討論、意見交換をおこないました。

　非常に有意義な意見交換をすることができました。

　ヴォリズ学園の理事長、学園長さまにはご協力いただきありがとうございました。