2012年6月22日金曜日

JR大津京駅構内展示の展示替えをしました。

壁面には、夏に当協会が実施する、「レトロ・レトロの展覧会」・「火起こし選手権」・「勾玉作り」・「体験学習―鍛冶体験・石器作り・草木染め」について、ポスターで紹介しています。滋賀県埋蔵文化財センターで実施する、「火起こし選手権」・「体験学習」につきましては、7月2日から受付を開始いたします。(詳細はこのホームページ上でご覧ください。電話申し込み。定員あり。)  床面には、『近江の渡来文化』というテーマで、大津市穴太三丁目に所在する、飼込(かいごめ)古墳群出土土器を展示しています。なかでも、渡来人の墓からみつかることが多い、カマドや鍋などのミニチュア炊事道具は、ぜひご覧いただきたい逸品です。  ※展示期間:9月21日(金)まで。
展示状況(全景)
ミニチュア炊事道具

2012年6月2日土曜日

連続講座文化財もの知り学2012第2回を開催しました

連続講座「文化財もの知り学2012」第2回は、「甦る湖辺の弥生ムラ-赤野井浜遺跡の調査成果-」と題して、当協会企画調査課主任の中村健二さんが講師を担当されました。赤野井浜遺跡は守山市赤野井にある弥生時代を中心とする集落遺跡です。琵琶湖岸に近いことから、平成14~17年度に行われた発掘調査では、多くの遺物が見つかりました。弥生土器や石器だけでなく、豊富な水分で保存されて、多くの木製品が見つかっていることが、この遺跡の特徴の一つです。中村さんは現地での発掘調査を担当され、当時のエピソードをまじえつつ、わかりやすく調査成果を説明されました。
次回第3回は、湖南市岩瀬谷遺跡の調査成果について解説いたします(7月7日です)。