2010年10月30日土曜日

秋の考古学体験学習「草木染めに挑戦!」

  滋賀県埋蔵文化財センターにて、「草木染めに挑戦!」を実施しました。午前1回・午後1回で合計22名の参加がありました。今回は、絹の布を「茜(あかね)」と「かりやす」を使い、茜色と黄色・深緑色の3色に染めてもらいました。
かりやすの媒染の様子
染色した作品を干す様子

会場の様子


 当日はあいにくの空模様でしたが、普段なかなか入手できない古の染色材料を使って染めあげた美しい色合いに、参加者の皆さんは満足の様子でした。

2010年10月23日土曜日

秋の考古学体験学習「草木染めに挑戦!」

茜の染色液で煮染めしている様子
布を媒染液で煮ている様子



 滋賀県埋蔵文化財センターにて、「草木染めに挑戦!」を実施しました。午前1回・午後1回で合計11名の参加がありました。今回は、絹の布2枚を「茜(あかね)」と「かりやす」を使い、茜の茜色とかりやすの黄色・深緑色の3色を染めてもらいました。
 古くからの染色材料ならではの美しい色合いに、参加者の皆さんは驚かれていました。

2010年10月22日金曜日

【動画】ミニ戦(いくさ)サイズ~信長軍団の長槍戦法に挑戦~

 8月29日に安土城考古博物館で実施しました体験『ミニ戦(いくさ)サイズ~信長軍団の長槍戦法に挑戦~』の動画を掲載しました。
 織田信長が新規に導入した長槍は実際に戦闘で有効だったのか。体験学習の場で実際にやってみました。冒頭の鏑矢の音にも耳をすませてみてください。
 ちなみに鏑矢も長槍も職員の手による自作です。

2010年10月17日日曜日

連続講座 モノ知り学2010 第4回 「天下を扼す橋-唐橋を渡った日本の文化-」

第4回の連続講座が開催されました。講師は大沼さん、昭和62~平成元年にかけて調査を行った唐橋遺跡の調査成果をもとに、唐橋の日本史において果たしてきた役割について話しました。大津の宮の時代~近世に至る時代ごとの橋にまつわるエピソードから嘴・箸・端・橋と同音異義、近江八景の「瀬田の夕照」と幅広い話題で盛り上がりました。

2010年10月16日土曜日

秋の考古学体験学習「縄文食を食べよう!」




 
ドングリの殻を割る様子

 滋賀県埋蔵文化財センターにて、「縄文食を食べよう!」を実施しました。午前1回・午後1回で合計9名の参加がありました。メニューは、「縄文時代風スープ」「ドングリ入りハンバーグ」「ドングリクッキー」の3品です。調理には、職員が復元した石器のナイフで野菜や肉を切りました。石器は、想像以上に切れ味が良かったので、参加者の皆さんは驚かれていました。また、その他にも、石皿・磨石を使って、ドングリの殻を割り、中身を取り出して粉にしました。普段使わない昔の道具を使った調理や、初めて食べるドングリ料理の味を参加者の皆さんは楽しめたようでした。

2010年10月9日土曜日

関西考古学の日2010記念講演会「縄文のアートと文化」

すぐに足元が濡れてしまう大雨でした
関西考古学の日記念講演会が滋賀県立図書館の大会議室で開催されました。関西考古学の日の開催は一昨年前から始まりました。近畿地方で活動している調査法人が相互連携を深め、幅広い方々に文化財に親しんでいただくイベントとして立ち上げました。
講演会は、昨年度から始まったイベントで昨年の奈良大学に続く第二回の開催になります。

関西の縄文の魅力を語る水ノ江さん
当日は残念ながら大雨となってしましました。午後からの開催で、午前中の準備の時は小雨で何とかなりそうでしたが、受付を始めたころから、本降りになってきました。あーあ。
しかし、その雨の中、お客さんは熱心な足を運んでくれました。

講演会の内容は水ノ江和同さん(文化庁)の『縄文文化の魅力-関西からの発信-』・瀬口眞司さん(滋賀県文化財保護協会)の『縄文アーチストの秘密-宿り、宿られる土偶の語るもの-』・高橋潔さん(京都市埋蔵文化財研究所)の『関西人はどのようにして農耕をはじめたか?-京都市上里遺跡の調査成果より-』の3本でした。

土偶について語る瀬口さん

それぞれ1時間程度の講演で、関西を中心とした事例から縄文時代の魅力について熱く語っていただきました。

講演会の後は、希望する方に、この記念講演会に合わせて会場に隣接する滋賀県埋蔵文化財センターで開催している『縄文のアートと文化』展を解説付きで観覧していただきました。

この展覧会は、11月20日まで開催されています(日曜閉館)。興味のある方は、ぜひ足をお運びください。

縄文時代の農耕について語る高橋さん
熱心に調査員の解説を聞いていただきました

2010年10月3日日曜日

まるごと佐和山城

鳥居本で開催されたイベント、「まるごと佐和山城」にて佐和山城遺跡出土遺物の展示と発掘調査現場跡地での説明会を実施しました。


鳥居本町内の四ツ目屋敷の展示コーナーでは、2009年夏に新聞の一面を飾った桐文銅製紐金具の他に鉄砲玉や明銭・小柄の他、ふいごの羽口や石仏なども展示しました。

当日は雷雨の予報にもかかわらず午前中はとてもいい天気で、大勢の方が発掘調査現場跡地にもお越しくださいました。

佐和山城遺跡に関して実施した発掘調査現地説明会・地元説明会の資料はこちらからダウンロードしていただけます