2017年10月27日金曜日

第6回連続講座開催しました!

今日は第6回の連続講座を実施しました。秋晴れの本当に良い天気でした。
 前回に続き、滋賀県内の市町の調査担当者にお願いして話を聞く講座第2弾です。今回は、大津市の福田さんに講師をお願いしました。
 内容は、真野廃寺の調査成果です。調査の状況をじっくりと写真を使いながら説明をして、その状況からいえることを丁寧にお話しくださいました。

2017年10月6日金曜日

「日本遺産滋賀・びわ湖水の文化ぐるっと博」地域館ぜひお越しください


滋賀県立安土城考古博物館のエントランス
 10月1日から「日本遺産 滋賀・びわ湖水の文化ぐるっと博」がはじまりました。 
日本遺産の解説版
3月までの6か月間、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」を活用して、びわ湖や周辺地域をぐるっと巡り楽しんでいただくキャンペーンを、滋賀県全体で実施します。
 滋賀県立安土城考古博物館では、彦根市・東近江市・近江八幡市の湖東エリアの日本遺産を紹介する地域館として皆様のお越しをお待ちしています。博物館の見学とあわせてぜひお立ち寄りください。

2017年10月2日月曜日

関西考古学の日記念講演会開催しました!

中井先生の記念講演
 930日、イオンモール和歌山で開催された『関西考古学の日2017』記念講演会に参加しました。
 今年は「近世城郭と城下町の風景」というテーマで、城郭研究の第一人者、滋賀県立大学の中井均先生の講演のほか、大阪・京都・和歌山・兵庫における近世城郭・城下町の最新の調査成果が報告されました。近年、お城がブームになっていることも相まってか、会場には130名を越えるもの方が来場されました。
 中井先生の講演は各地の発掘調査事例をもとに新たに判明したことを詳しく紹介され、考古学ならではのお城の楽しみ方をお話されていました。
大坂城についての小田木富慈美さんの報告は大坂城下町だけではなく、城下町の成立以前にどういった村々があったのかについても触れられており、興味深い内容でした。
伏見城についてお話された山本雅和さんは、近年の発掘調査成果をわかりやすく解説されており、特に慶長の大地震で倒壊する前の伏見城(一般に指月城と呼ばれます)についてのお話が印象的でした。
開催地である和歌山の北野隆亮さんは和歌山城についてお話されました。二の丸にあった庭園の構造や城内の石垣がどのような順序で構築されたかなどについて調査成果に照らしてわかりやすく解説されました。
京都の山本さんの基調報告
兵庫からは垣内拓郎さんが利神(りかん)城と平福御殿(ひらふくごてん)屋敷跡の報告をされました。利神城跡は昨年、国指定史跡へ答申された城跡ですが、調査成果にとどまらず保存と活用についてもお話されており、今後の城跡をどのようにして将来へ残していくのかを考える良い機会となりました。

 来場者の皆さんは熱心に講演・各報告に耳を傾けており、改めてお城人気を認識した1日となりました。
 当日配布された資料はコチラからダウンロードできます。